AIの遺電子第9話「正しい社会」ネタバレ感想。ポリコレモンペ学校の闇。近未来でもクレーマーは健在。唐突の花江夏樹に驚く。

かなり遅れましたが、AIの遺電子9話を見たのでネタバレを書く。

最新話感想→AIの遺電子10話ネタバレ感想レビュー。近未来でもスピリチュアルブーム到来。責任能力を問われるあたおか犯罪者。


AIの遺電子 第9話

放送開始日2023年9月9日(深夜)
最速配信 U-NEXT
原作 山田胡瓜
アニメーション制作 マッドハウス
OPAile The Shota「No Frontier」
EDGReeeeN「勿忘草」
ゲスト声優田口-中谷一博、小山田茄子-下妻由幸、西園寺-鈴木崚汰、篠原-花江夏樹、校長-仲村かおり、パーマくん-小林由美子


AIの遺電子 第9話「正しい社会」あらすじ

テクノロジーへの称賛と嫌悪は、いつの時代もセットでやって来る。AIを駆使して「不健全」なアニメを作る人気クリエイターは、果たして「悪」なのか? AIを拒否して人の指導による公平を目指した小学校は、果たして「善」なのか? 多様性が綱を引く、倫理観の攻防が始まる。

https://ai-no-idenshi.com/story/09/

ネタバレあらすじ、要約

不健全なアニメを取り締まる活動をしている田口(CV中谷一博)は、闇ブシドーという不健全アニメの人気クリエイター小山田茄子(CV下妻由幸)を訪ねるが、小山田は過労で倒れて須堂新医院に運ばれた。

後日、田口が通院に向かう小山田を追いかけ回していたところ、すれ違った不良グループと肩がぶつかってしまう。

田口は不良に言い返し、ブン殴られ、乱闘発生。

小山田はクロスカウンターで不良を殴り返す。不良はプライドを打ち砕かれ、凶器を取り出した。

ヒューマノイドなので死にはしなかったが、小山田は病院に運ばれる。

「なんで俺を庇った?」
「大悪党も悪くないが、今日みたいな小悪党を描くのが好きだ」

凶器で身体を切られたにも関わらず、余裕な小山田。

「そうやって悪の陣地が減っていって 一つも無くなった時 残っているのはもう人間じゃない それはかつて人間だった何かだろう」

田口は子どもたちが「西園寺は悪いやつだけど時々いいやつ」だと言っていたことを思い出すのだった。

★新人教師・篠原

新人教師の藤原(CV花江夏樹)は、意識高い系の学校に赴任する。

この学校は、生徒を平等に扱う。生徒は苗字にさん付けで統一。授業は保護者にライブ配信。運動会のバーチャル組体操では保護者それぞれに自分の子供がテッペンの映像を見せる‥。

監視を恐れ、教師は生徒に機械的な返答に徹している。問題児には怒らず、寄り添うこともなく、静かに退場を申し出る。

「こんなことしたくて教師を目指したわけじゃない‥」病む藤原。

ある日、藤原は、書道クラブの生徒が受賞したのでご褒美にジュースをご馳走する。

次の日。藤原は呼び出され、校長にお叱りを受ける。藤原は他の教員から嫌味を言われ、職場で居場所を失う。

一年後、退職した藤原はフリースクールの手伝いを始める。

そこには介護用ロボットのパーマくんがいて、学校に馴染めない子供たちと楽しく過ごしていた。

ここでは藤原の経験もきっと役に立つと言われ、藤原の表情も明るくなる。


AIの遺電子 9話 感想、レビュー

今回は、ウザい主張を跳ね除けるクリエーターと、モンペ&悪の組織学校からの圧力で心を病んだ信任教師がメインの回。

クレーマーにまつわるエピソード2本ってことでいいのかな?

前半の不健全アニメを取り締まろうとする団体は、アニメにポリコレ配慮を求めるウザい人々を彷彿とさせた。きっと全ヲタクが田口にイラついたことだろう。

この手のたちって、どうしてこんな過激なの?

学校や公共の場所に不適切な作品垂れ流しにされるならまだしも「闇ブシドー」の場合はお前らが見なきゃいいだけじゃん。どうして作品自体を消そうとするんだろう。

それに闇ブシドーはガチの不健全アニメでもなさそうなんだよな‥。田口の子ども曰く「西園寺は悪いやつだけど時々いいやつ」。ちゃんとメッセージ性もあるらしい。

田口はそのメッセージ性を読み取れなかったようだが、子どもの方にはちゃんと届いている模様。

やっぱこういうのってちゃんと解釈できない人が騒ぐんだろうね。

わしらが子ども頃、「ひぐらしのなく頃に」に影響を受けた子どもが何か事件を起こしたらしく、ひぐらしのなく頃にも不健全アニメのレッテルを貼られた。

ひぐらしはミステリー部分やキャラの人間ドラマで感動するアニメ。普通の人間はひぐらし見て「グロシーン真似したろ」なんて思わない。

理解力のない人間のために、なぜ、神作が被害を被らないといけないんだろうか。

田口は「闇ブシドー」の放送を辞めさせるのではなく、自分の子どもに注目するべき。子どもと一緒に作品を見て、おかしな解釈をしていないかどうか確かめるのが重要。

田口の子どもは幼いながらちゃんと作品の良さを理解していたので、心配いらないと思うが。

近未来でも学校は闇の組織

後半は、意識高い系の学校に赴任した新人教師の藤原(CV花江夏樹)の苦悩が描かれた。

近未来でも学校の闇は深い。

藤原の友達曰く、この学校はもともと評判がよくないらしいが、学校はいつの時代でも闇が深いっすね。

こういう話題になると「海外の学校では〜」とか言い出す人いますが、アメドラ、韓ドラ見る限り、どこの国でも学校は闇深そう‥。

やっぱ大勢のガキを預かって保護者に対応するのって、まともな精神してたらやってけないんでしょうね。教師の機械的な対応も一つの手だとも思うが、それもそれで子どもの心が育たない気もするし難しい。

一体どのやり方が正解か分からないが、教師も生徒も自分にあった学校を見つけるのが1番じゃないですかね‥。

ってことで、AIの遺電子9話もいろいろと考えさせられました。

眠田ダハ
眠田ダハ

唐突の花江夏樹に驚いた。


AIの遺電子 10話 あらすじ

「MICHI」を始めとする超高度AIによって人間社会が維持管理されることに、いつしか人類は疑問を抱かなくなった。しかし、AIのゆりかごに収まらない魂は密かにくすぶり、今も世界に戦いを挑む。時に信仰や、血を伴いながら。

https://ai-no-idenshi.com/story/10/
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