ゴールデンカムイパロディ元ネタ一覧。映画漫画絵画のオマージュ考察

ゴールデンカムイ

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ゴールデンカムイは、映画、漫画、絵画、有名人などのオマージュ、パロディが豊富。特に洋画ネタが多く、コアな映画ファンでも楽しめるオマージュになっている。映画ファン映画好きにこそ読んでほしい漫画と言っても過言ではない。

この記事では、ゴールデンカムイでオマージュされた元ネタをまとめる。


ゴールデンカムイ 映画のオマージュ一覧

話数シーン元ネタ
3巻19話走って追跡する鶴見中尉ターミネーター2
3巻19話「今日はやめておこう」の鶴見中尉イングロリアス・バスターズ
4巻31話鶴見中尉演説意志の勝利
5巻43話尾形のライフルの構え方山猫は眠らない
5巻46話二階堂の削いだ耳に怒鳴る鶴見中尉レザボア・ドッグス
6巻50話札幌世界ホテルサイコ
6巻55話土方「老いぼれを見たら生き残りと思え」誘拐犯
6巻55話日泥の手下の腕を切り落とす土方用心棒
6巻55話59話までの一連全部用心棒、荒野の用心棒
7巻66話若山親分座頭市
8巻71話江渡貝の剥製マスク姿 悪魔のいけにえ
8巻71話江渡貝の洋館、母親の遺体を剥製化サイコ
8巻72話江渡貝のファッションショー羊たちの沈黙
9巻85話脱獄後の白石のポーズショーシャンクの空に
10巻95話犬童になりきる鈴川聖弘影武者
10巻97話杉元の変装がスケキヨ犬神家の一族
10巻100話気球が壊れて「ウキー」と騒ぐ杉元たちズーランダー
11巻102話稲妻夫婦 俺たちに明日はない、ナチュラルボーンキラーズ
11巻105話のれんを退けて登場する鶴見中尉レオン
12巻111話糞を体に塗って銃を担ぐ姉畑コマンドー
14巻136話のっぺらぼう ハンニバル
14巻136話鶴見「有坂閣下の坊やに‥」スカーフェイス
14巻138話家永「しょうが醤油で!!ズズズ‥」羊たちの沈黙
20巻199話鶴見中尉と鯉登平二のバイクのシーン魔女の宅急便
20巻200話手放し乗馬で逃走する尾形ダンス・ウィズ・ウルブズ
23巻228話シマエナガと杉元の結末ミスト
24巻233話子どもに話しかける白石IT
28巻273話鶴見中尉に疑いの目を向ける鯉登少尉ゴットファーザー
28巻275話東京に来てはしゃぐ杉元雨に唄えば
28巻277話杉元の風呂を覗くカエコシャイニング
31巻最終話花屋で再会する杉元とウメちゃん街の灯

ゴールデンカムイの映画オマージュで、分かりやすいと思ったのが、『用心棒』、『サイコ』、『ミスト』あたり。これらは設定や構想がオマージュされていて、一場面だけのパロディより分かりやすかった。

55話〜59話は『用心棒』『荒野の用心棒』のオマージュ

第6巻の55話〜59話の茨戸での一連は、1961年に公開された黒澤明監督の『用心棒』を換骨奪胎したエピソード。『用心棒』は、二組のやくざが対立するさびれた宿場町を舞台に用心棒が繰り広げる痛快娯楽活劇で、対立2つの勢力と用心棒という構想がそっくり。当然だが『用心棒』のリメイク作品『荒野の用心棒』とも似た部分が多い。

茨戸での出来事といえば、55話の土方のセリフ「老いぼれを見たら生き残りと思え」は、クリストファー・マッカリー監督の『誘拐犯』に似たような台詞が出てくるが、これはオマージュかどうか微妙なところ。偶然の一致の可能性もある。

江渡貝くんの設定は映画『サイコ』

次に分かりやすかった『サイコ』は、1960年に公開されたアメリカのサイコスリラー映画。主人公・ノーマン・ベイツの設定が江渡貝くんとそっくり。剥製作りが趣味、母親が毒親、母親の遺体を剥製化しておしゃべり、など共通点だらけ。それもそのはず。ロバート・ブロックによる原作小説は、江渡貝くんのモデル『エド・ゲイン』の事件にヒントを得て執筆されている。

管理人N
管理人N

サイコは6巻50話の札幌世界ホテルでもオマージュされてる

228話は『ミスト』のパロディ

杉元がシマエナガを食べるトラウマ回として話題になった228話(23巻)は、映画『ミスト』のパロディ。『ミスト』はスティーヴン・キングによる中編小説『霧』を原作としたSFホラー映画だが、結末は映画オリジナル。

霧で身動きが取れなくなってしまうという設定と悲惨な終わり方の構想が228話とピッタリ一致。

管理人N
管理人N

ミストの方が悲惨で鬱。

ちなみに、228話はドラえもん『無人島へ家出』のパロディ要素もあった。霧に閉じ込められた杉元と無人島で助けを待つのび太のコマ割りと言動が完全一致。228話はオマージュがふんだんに盛り込まれたおふざけ回だった。

細かいオマージュは見つけにくい

個人的に一場面だけのオマージュは、間違い探しみたいで見つけるのがヘタクソなのだが、9巻85話の脱獄後の白石のポーズ=『ショーシャンクの空に』、10巻97話の杉元の変装=『犬神家の一族』のスケキヨ、24巻233話の子どもに話しかける白石=『T/イット “それ”が見えたら、終わり。』のピエロ、11巻105話ののれんを退けて登場する鶴見中尉=『レオン』のゲイリーオールドマン、12巻111話で糞を体に塗って銃を担ぐ姉畑=シュワルツェネッガー『コマンドー』はすぐに分かった。

洋画を見ない人でも、変装した杉元=スケキヨとかは分かりやすかったんじゃないかな?

逆に全く分かんなかったのが、20巻199話の鶴見と鯉登平二のバイクのシーン=『魔女の宅急便』。これは友人に教えてもらって初めて気がついた。野田カムイの守備範囲が広すぎて追いつけない。

あと、杉元のカエコ風呂を覗くカエコは、シャイニングにしか見えないんですけど合ってますか?


漫画、絵画、その他のオマージュ 一覧

話数シーン元ネタ
3巻22話「すごい力だ」のアシリパスピナマラダ!
4巻38話辺見の股間が光シーンElectric Six『Danger!High Voltage』のPV
6巻51話「白石、ウシロ~」ドリフ大爆笑
6巻53話アシリパの目を舐める家永少女椿
6巻54話爆発ドリフ大爆笑
7巻61話白石「どうだ?明るくなっただろう」成金虚栄時代(教科書)
8巻71話江渡貝家の猫スピナマラダ!
9巻81話食事シーン ダ・ヴィンチ 最後の晩餐
9巻81話お腹の鳴り方スピナマラダ!
10巻94話二階堂を叱る鶴見中尉マイケルジャクソンとバブルス
11巻107話赤ん坊を囲む第七師団天使の歌(ウィリアム・アドルフ・ブグロー)
15巻143話谷垣「時はきた!それだけだ!」橋本真也
15巻145話岩息ファイナルファイトファント
15巻145話杉元「俺俺俺俺」ラッシュジョジョの奇妙な冒険3部〜、北斗の拳
16巻156話ローラースケートで歌って踊る杉元達光GENJI
17巻168話杉元の【ごっしごっし】花の慶次
20巻200話鯉登平二のポーズフレディ・マーキュリー
21巻205話撮影のために家を壊そうとするアシリパ黒澤明
23巻228話杉元とシマエナガドラえもん『無人島へ家出』
24巻237話杉元と白石の人工呼吸未来少年コナン
24巻234話郵便配達人クリント・イーストウッド
26巻256話宇佐美の亡骸を抱きしめる鶴見中尉ピエタ

漫画からのオマージュは、野田カムイの前作品『スピナマラダ!』のセルフオマージュが多め。

他にも『最後の晩餐』や『天使の歌』などの有名絵画、『ドリフ大爆笑』などのバラエティネタ、『橋本真也』『光GENJI』『黒澤明』などの人物ネタ、有名なネットミームなどありとあらゆる方面のパロディが盛り込まれている。

ここまでネタが豊富だとまだ誰も気づいていないオマージュがありそうだし、逆に偶然の一致をオマージュ扱いされていることもありそう。笑

よくネットで上がっている52話の牛山と家永のキス=ジョジョなんかはたぶん気のせいファンブックで野田カムイはジョジョのパロディは「俺俺俺!」の回転しながら殴るやつだけとおしゃってました。ついでにアレのオリジナルは『北斗の拳』だとも言ってた。笑

ちなみに野田カムイが尊敬する漫画家さんは荒木飛呂彦先生らしくて、無意識のうちに似ている可能性はあるとのこと。それでも1部を読んだのが30年前らしいので、キスシーンが似ているのは読者の気のせいな気がするな。そもそも私はそんなに似ていると思わなかった。

扉絵、目次でのオマージュ

話数元ネタ
5巻扉絵Mattson Creative Dexter Posters
6巻55話ドリフ大爆笑(オープニング)
7巻61話エミールホルダー
7巻69話やくざ坊主
8巻71話犬神家の一族
8巻80話モト冬樹
10巻目次ビートルズ『アビー・ロード』
11巻104話川口浩探検隊
12巻115話フェイズⅣ旋律!昆虫パニック
14巻目次ガンズ・アンド・ローゼズ『アペタイト・フォー・ディストラクション』
15巻144話プロレスのポスター
16巻155話ドアーズ『ストレンジデイズ』
16巻156話少女椿
18巻173話アイアン・ジャイアント
19巻184話ネットミーム『チャリで来た』

(ここは気づいてないの多そうなので随時更新する。)

ちなみに管理人が1番好きな扉絵オマージュは『イヌで来た』かな。平成のプリクラと明治時代の軍人のコラボは笑うw

洋画や絵画などサブカルに被れてるか教養がないと分からない元ネタが多い中、ネットミームは誰でも分かってありがてぇ。


自信なしの元ネタ

  • 菊田特務曹長の見た目 イングロリアス・バスターズのブラピ
  • 上エ地圭の見た目 テカシ69
  • 6巻55話 土方「老いぼれを見たら生き残りと思え」 誘拐犯

実際の海外俳優をモデルにしている漫画といえばワンピースが有名だが、ゴールデンカムイにも俳優にそっくりのキャラが出てくる。

まずは菊田特務曹長。顔がブラット・ピットにそっくり。特にイングロリアス・バスターズのブラピに似てる気がする。しかもアニメの声優さんはブラピの吹き替えをよくしてる堀内賢雄さん。これは狙ってるのでは?(イングロリアス・バスターズのブラピは他の人だけど)

上エ地圭もテカシ69に似ている。刺青だらけの顔と髪型がそっくりだ。だが、顔に刺青を入れたらみんなこんな感じになりそうな気もするので自信はなし。菊田さんのブラピの方が可能性高そう。

6巻55話の土方のセリフ「老いぼれを見たら生き残りと思え」は、クリストファー・マッカリー監督の映画『誘拐犯』にも似たようなセリフが出てくる。しかしゴールデンカムイでは、ストーリーの構想やポーズや仕草のオマージュが多くセリフだけオマージュしてる例はあまりない。これは微妙なところ。インスパイアはされているかもしれないが、偶然な一致のような気もする。

世の中には、似たようなセリフが多すぎる。覚悟のあるキャラのセリフは全てレイモンド・チャンドラー『大いなる眠り』のオマージュだということになっているし(ルルーシュやジョルノ)、もう素人にはオマージュの判別は不可能。本当のところは作者にしか分かんないすね。

ちなみに今回書いたオマージュ一覧の中で、作者が明言しているのは、8巻80話扉絵の江渡貝くん=モト冬樹(ブログ)、犬童になりきる鈴川聖弘=影武者(ファンブック)、「俺俺俺!」の回転しながら殴るやつ=ジョジョ=北斗の拳(ファンブック)くらいかな?野田カムイが明言してるオマージュ情報あれば教えてください!

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