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- ソフィアが鎖でトラを追っ払いなんとか脱獄する囚人達。
- ソフィアはアシㇼパを一目見てウイルクの娘だと気づく。ソフィアは再会したキロランケを殴る。
ソフィアがカッコ良すぎる回。「舐めるんじゃないよ。子分達より先に逃げ出す親分がどこにいる」のソフィアはマジでゾーラ。トラの首に鎖をかけて馬乗りになって首絞めるとか‥強えぇ。
再会したソフィアに対するキロランケの第一声が予想外すぎた。絶対に白石みたいな反応になると思ったのに「めちゃめちゃいい女になったな」は予想外。そういえばデブ女が好きってずっと言ってよな。←
見た目はさておきソフィアがいい女になったのは事実。体型がタイプだっただけかもしれないが、本質を見ての言葉だとしたら素敵すぎる。
- キロランケ一同はニヴフの衣服を着ているのでソフィアは看守にバレることなく流氷を渡ることができた。
- アシㇼパはソフィアからウイルクについて話を聞く。ウイルクは、樺太、北海道の少数民族で極東連邦国家を作ろうとしていた。
- 先遣隊は亜港監獄でキロランケが爆破した塀の穴を発見。キロランケ達がまだ近くにいることを確信。月島、谷垣はトラが出たので発砲。流氷を渡っていた尾形は単発銃の銃声を聞いて勘付く。
もうすぐ側まで来ている先遣隊!
ニヴフの漁師が多い明け方に脱獄を決行してるはずだから、先遣隊も寝ずに追って来てたんだよなぁ。スチェンカしたりサーカス団に参加したり、無駄なことが多かった印象だけど、みんな寝る間も惜しんで頑張ったんだね。
- 引き続きアシㇼパはソフィアからウイルクについて話を聞く。ウイルクはとても合理的な人だった。
- ウイルクはポーランド語でオオカミという意味。そしてアシㇼパは思い出す。ウイルクはアシㇼパの母親にアイヌ語の名前をつけてもらったと言っていた『ホロケウオㇱコニ』オオカミに追いつく。
ウイルクの話を聞けば聞くほど怖いんですけど。
重症の仲間が邪魔だから冷静に判断して殺すってエグすぎる。そんなウイルクを心から信頼して愛していたキロランケも怖えぇ‥。
ウイルクは、無駄のない機能的な美しさを狼に感じて憧れていたらしい。美しい見た目や強さに憧れるならまだしも、欠陥のある狼を見捨てて殺す習性に憧れるってマジでどうかしてる。
というか、少数民族の存続をかけて戦おうって人が、狼の自然淘汰的な部分に憧れるってどうなん?もっと共存共栄な生き方に憧れるべきだろ。
そしてアシㇼパは、母親がつけたウイルクのアイヌの名前『ホロケウオㇱコニ』を思い出す。ウイルクをアイヌ語に言い換えたとしても「追いつく」までは予想できないよねぇ。これは確かにアシㇼパにしか分からないヒントだわ。
- リュウが反応するので流氷を渡ることにした先遣隊。しかし犬橇で進むのは不可能。いても立ってもいられない杉元はリュウを連れて一人で行ってしまう。
- 流氷が割れて白石はキロランケ、アシㇼパ、尾形、ソフィアと離れ離れになる。流氷が繋がっている位置で合流するため、一人で引き返している途中、流氷から落ちそうになっているところを杉元に助けられる。
- 吹雪が強いのでアシㇼパ達は風よけを作り流木を燃やしてやり過ごすことにした。尾形は流木を探しながらアシㇼパと二人きりになり先ほどアシㇼパが思い出したことを聞き出そうとする。
アシㇼパさんのことになると冷静でいられない杉元は単独行動。そのおかげで白石と再会。
白石相手なのにヒロインとの再会並みに感動した。
死んだと思っていた男にピンチを救われて「また会ったな」これは惚れる。
そんで尾形怖い〜。尾形って空気読めるしアシㇼパの様子にいち早く気づくし鈍くはないんだよね。むしろ人の気持ちの変化に敏感で繊細な人だと思う。尾形はサイコのフリをしてるだけ普通の人。ウイルクの方がサイコパス味がある。
- 再会した杉元と白石はアシㇼパさんの元へと急ぐ。
- 谷垣、月島、鯉登も徒歩で杉元を追うが、月島はスヴェトラーナを発見。両親に無事を伝えろと説教する。その隙に谷垣と鯉登は亜港監獄から脱獄した囚人に襲われバトル開始。
- 尾形は言葉巧みにアシㇼパから情報を聞き出そうとしていた。その時、谷垣による銃声が聞こえて双眼鏡で見渡すと、歩いてくる杉元の姿を発見。
スヴェトラーナを放っておけない月島。人間味あっていいね。
「生きてることくらい伝えたらどうだ。どうしてそんな残酷なことができるんだ」って、月島もいご草ちゃんの生死が分からず苦しんでるってことだよね‥。鶴見中尉、どうしてそんな残酷なことができるんだ。
月島は軍人として感情を殺してる感があるけど、スヴェトラーナとの絡みが1番感情出してたかも。スヴェトラーナのおかげで月島の深みが増した。ありがとう、スヴェトラーナ。
- 杉元を発見した尾形は、なんとかしてアシㇼパから暗号の鍵を聞き出そうとするが、アシㇼパはなかなか話さない。
- 囚人とバトルしていた鯉登と谷垣は無事に勝利。鯉登は月島が近くにいないことに気がつき探しに行く。谷垣は銃声を聞きつけたキロランケと再会し乱闘に。インカㇻマッに刺したマキリをお返しする。
月島を探す鯉登少尉、三歳児が母親を探している感じに似てる。
谷垣はキロランケを見つけた途端、突進して殴りかかる。いや、谷垣さ‥‥インカㇻマッを刺されてムカついてるのは分かるけど賢吉の件で学習しただろ。まずは事情を聞けよ。谷垣って基本温厚だけど怒ると手が付けられない性格だよね。
- 尾形はアシㇼパに杉元の作り話をして信頼を得ようとするが、杉元が最後に食べたいと言っていた物が「あんこう鍋」と言ってしまったため嘘がバレる。全てがバレた尾形はヤケになりアシㇼパに自分を殺させようとする。殺す道理として自分がのっぺらぼうを殺したと白状するが、アシㇼパは尚も不殺を誓う。尾形は「お前達のような奴らがいて良いはずがないんだ」とアシㇼパに銃を向ける。
尾形の嘘がヘタクソすぎてワロタ。杉元が助けたい女性の名前「トメ」、最後に食べたいもの「あんこう鍋」。自分の母親の名前と自分の好物じゃん。
話がバレたと分かると尾形はアシㇼパに自分を殺すように誘導。
「自分の中に道理さえあれば罪悪感なんぞに苦しまない」と自分がウイルクを殺したと白状。それでも尾形を殺そうとしないアシㇼパに尾形は「お前達のような奴らがいて良いはずがないんだ」と‥。
これは勇作のあの無神経な発言に尾形は苦しんでますね。先ほども言ったけど、尾形は人の気持ちの変化に敏感。罪悪感に蓋をしているだけで人の心はあるはずだ。人を殺しても罪悪感に蓋をして生きてる尾形に「人を殺して罪悪感を微塵も感じない人間がこの世にいていいはずないのです」は無神経。
- 絶妙なタイミングで杉元登場。アシㇼパに銃を向ける尾形に怒鳴るとびっくりしたアシㇼパが毒矢を発射。尾形の目に直撃してしまう。アシㇼパさんを人殺しにしたくない杉元は必死で尾形を助ける。
- 尾形を手当した後、杉元とアシㇼパさんは再会のハグ。感動の再会からすぐにトラブル発生。杉元のボタンにアシㇼパさんの瞼がくっついてしまった。白石が尿をかけて溶かす。ゴールデンシャワー。
毒矢を抉る描写は毎度エグいな。谷垣の時も想像しただけでやばかったけど、目ん玉の方がもっとやばい。
杉元とアシㇼパさんは再会のハグ。アシㇼパさんが杉元に抱きついて「離れない」のところで「おや?」と思ったが、まさかの物理的に離れないwww
白石のゴールデンシャワーでアシㇼパさんの瞼は助かったが顔面に尿をかけられるヒロインが未だかつていただろうか?これは本当に酷いwww
- 月島と鯉登は倒れている谷垣を発見。谷垣はキロランケにやられたと話す。月島と鯉登は血痕を辿ってキロランケを追うが爆弾が仕掛けられていた。月島が鯉登を庇い重症。鯉登は一人でキロランケを追い一騎討ちに。
マキリで刺されたキロランケが動けて谷垣が倒れてるのが意外。やっぱ頭を殴られたのがダメだったんだろうか。
月島は鯉登を庇って重症。一人でキロランケを追う鯉登だが、アザラシが顔出したおかげでキロランケに撃たれずに済んだ。樺太の旅で分かったことは鯉登がとんでもないラッキーボーイだということ。気づいてないところでのラッキーが多すぎる。
そして「おのれ、よくも私の部下たちを」はカッコよかった。月島だけじゃなく谷垣も含まれているところが尚いい。
- 部下に大怪我を負わされた鯉登は激怒。灼熱のバトルを繰り広げるが、キロランケにマウントを取られてしまう。そんな時に銃声が二発。谷垣と月島がキロランケに発砲しキロランケは倒れる。
- 瀕死のキロランケの元にアシㇼパが到着。最後に金塊の鍵を思い出したことを告げる。キロランケはこの旅にアシㇼパを連れてきたことが無駄じゃなかったと回想し、アシㇼパに未来を託し絶命。
キロランケ、めちゃくちゃ強いな。腹刺されてんのにすかさず鯉登より有利な体勢になれるのはすごい。経験の差ってやつですかね。
このまま鯉登と決着をつけると思いきや谷垣と月島が後ろから射撃。三人がかりでやっと倒せる相手‥それがキロランケ。
キロちゃんの最後には泣きそうになったけど『いや 結構無駄なことしたな』で一旦笑う。しかし回想の最後のページが子ども達ばかりでまた泣く。最後の最後まで子ども達の未来のことを考えるキロちゃんは真の革命家だよ‥。
19巻では主要キャラが死亡。重要人物の死はウイルク以来かな。手足がなくなったり頭を撃たれても人が死なない漫画で死人が出るとはよっぽどのことだ。死人が出てアシㇼパが暗号解読の鍵を思い出し、こうしてゴールデンカムイは佳境に入った。
そんで今巻ではグルメ&刺青人皮獲得はなし。前巻から変わりなしです。