ゴールデンカムイ2巻では、鶴見率いる第7師団や土方歳三陣営が本格参入。
とりあえずヒグマこえぇぇ((((;゚Д゚))))
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- 杉元&アシリパはうさぎをチタタプして食べる。初オソマ(味噌)登場。
- ヒグマは他の熊の掘った古い巣穴を再利用することがあると、ヒグマを探しに巣穴を見て回る杉元とアシリパ。
- 谷垣初登場。玉井伍長、谷垣、野間、岡田は4人で尾形を襲った人物を探しに山に入っていた。
- 双眼鏡の光に気がついた杉元。逃げる杉元とアシリパに樺太式(または露国式)スキーで追いかける4人。
谷垣初登場!!!
初期の谷垣‥‥身体がゴツいし顔が濃いな。熊っていうかゴリラっすね。
この頃の谷垣はまだ毒が抜けきっていないんだろうな。レタラと出会った後の【どこまでも追いかけて必ずしとめてやる】のギラギラ感は今の谷垣にはない。
- スキーで追われているので逃げきれないと判断した杉元は、アシリパに刺青人皮を渡して二手に分かれる。
- 足跡を見つけた玉井たちも二手に分かれる。谷垣が子どもの足跡を追い、残りの3人が大人の足跡を追うことに。
- アシリパは「止め足」を使っていたが、谷垣は元マタギなのでお見通し。すぐにアシリパを発見。アシリパも日本語が分からないフリをしてやり過ごすが、刺青人皮が見つかってしまいピンチ!そこにレタラがやってきてアシリパを救う。
- 杉元も3人に見つかってしまう。言い逃れしようとする杉元だが、野間が杉元の正体に気がつく。尾形は気を失う前に『ふじみ』と書き残していた。尾形を襲ったのは不死身の杉元だ!
玉井、野間、岡田のスピンオフを読みたい。
どう考えても尾形の仇を取ろうとしてくれているよね?特に玉井伍長は、尾形が書き残した「ふじみ」が軽口のはずがないと言い切っていて、尾形を全面的に信頼していたようだ。
野間も「俺はふじみとでも言いたかったのでしょうかね」と言いつつも杉元を見つけた途端に敵認定。
完結した今、陸軍で尾形の味方だったのはこいつらと和田大尉だけだったんじゃないかとさえ思える。
- アイヌの言い伝えで”ヒグマは巣穴に入ってきた人間を決して殺さない”というものがある。三人の兵士に囲まれ銃を向けられた杉元は一か八かでヒグマの巣穴に飛び込む。
- 玉井伍長は杉元が穴の中に逃げたと思ったので穴に向かって発砲。その瞬間、穴からヒグマが飛び出してきて玉井を攻撃。玉井が誤発した弾が岡田に当たり岡田は絶命。玉井と野間はヒグマから致命傷の攻撃を受けながら戦い続け、最終的には3人の命を引き換えにヒグマを倒した。
最強の猛獣と第7師団の執念の対決。はらわたを出され顔の皮を剥がれても戦う執念がすごい。岡田は可哀想だったが、玉井と野間は即退場のモブキャラにしては格好良すぎた。ヒグマの噛ませで終わらないとはさすが第7師団。
彼らの執念もすごいんだが、やっぱりヒグマ怖いわ‥。投げ上げ(リコシノッ)とかエグすぎて涙出た。
ところで『ヒグマは巣穴に入ってきた人間を決して殺さない』ってマジなの?
検証のしようがないので真実は分からないが、個人的には絶対に殺されると思う。
いろいろ調べてみたが、本当に殺されなかった人の話は見つからなかった。巣穴に入ってクマと遭遇したので麻酔を打って眠らせた人ならいるみたい。(ソース記事)
- アシリパのピンチに駆けつけたレタラは谷垣の足を噛んでぶん回し気絶させた。杉元がやってきてレタラは森へ帰る。
- 杉元は巣穴で見つけた子熊を保護していた。アシリパに見つかると食べられると思っていたが、アイヌでは猟で子熊を見つけたら村で大切に育てる風習がある。2人はアシリパのコタン(村)へ子熊を連れて行くことにした。
- コタンの人々は杉元に興味津々。アシリパのフチ(祖母)も杉元を歓迎してくれた。
子熊かわいい。
そういえば、1話で出てきた木の上の子熊ちゃんはどうしたんだろう?
子熊って自立するまでに約1年半~2年半かかるらしいんだよね。
母親はアシリパの毒矢で死んだので、あの子熊ちゃんもひとりぼっちになってそのまま‥‥可哀想だがこれも自然。
- フチは日本語を話すことが出来ない。アイヌ語でアシリパを嫁に貰ってくれと杉元に言うが、アシリパは翻訳しない。アシリパは山に入ってばかりで女の仕事(縫い物や織物)が出来ないからアイヌの男と結婚は難しいらしい。チセは孫の将来が心配だった。
- オソマ(アシリパの従姉妹)初登場。オソマはアイヌ語でうんこの意味。アイヌは赤ん坊に病魔が取り憑かないように汚い名前で呼ぶのだという。
- 一方、土方歳三は不敗の牛山を見つけ出しスカウトしていた。
フチって素敵な人よね。
この時代では、当たり前のようにジェンダーで役割が決まるのに、女の仕事をしないアシリパを認めて、好きなように生きさせるは先進的。
そして牛山初登場。紳士さが売りのチンポ先生だが初登場では、娼婦をぶん投げるなどのバイオレンスな性格だった。
野田サトル先生曰く「牛山が客として来ている情報を土方に売ったのはあの女」らしい。娼婦を観音様扱いしている牛山だが裏切られたらDVするってことか‥‥。私は優しい牛山さんが好きなので脱獄後でイライラしてただけだと思いたい。
- 杉元はアマッポにかかりそうになったところをアシリパの叔父・マカナックルに助けられる。
- 夜はアシリパと杉元が採ったカジカでキナオハウを作りフチと食べた。
- 鶴見中尉が玉井伍長ら4人が山から帰ってこないので捜索していると和田大尉がやってきた。部下が行方不明になったことをガミガミ言われたので人差し指を噛み切り、部下(月島軍曹)に殺害させた。
杉元とマカナックルのエピソードは地味に好き。
いきなりやってきた和人の杉元を受け入れて優しくしてくれるなんていい人すぎる。谷垣に対しても面倒見がよかったしアシリパの母方の親族はいい人ばっかり。
しかし12歳の姪っ子が、見ず知らずの成人男性と行動を共にしていても、全く不審に思わない純粋さはちょっと心配になる。笑
そんな頃、鶴見と月島は和田大尉を殺害。どう考えても和田大尉は正論を言っているのだが、鶴見中尉は和田大尉の人差し指を噛みちぎり月島に射殺させた。和田大尉可哀想だ‥。
この頃の鶴見中尉はヴィランなのかアンチヒーローなのかさっぱり分からんかった。鶴見劇場マジで難しい。
- 夜。アシリパが眠った後、オオカミの遠吠えが聞こえてきた。杉元はマカナックルからアシリパとレタラの話を聞く。レタラはアシリパが父親と山に狩りに出かけた時にヒグマに襲われているところを発見して拾ってきた狼だ。父親が死んだ後もアシリパとレタラはずっと一緒だった。しかしレタラは、ある日、狼の遠吠えを聞いてアシリパの元を去ってしまった。「お前もわたしをひとりにするのかっ!」大人びてはいるが、アシリパはまだ寂しがりやの子どもなのだとマカナックルは言う。
- アシリパとレタラの話を聞いた杉元は、アシリパが眠っているすきにそっとコタンを去る。
レタラの旅立ち‥‥これは泣く。
レタラにも事情がるので仕方ないことだが、アシリパの寂しさを思うと号泣。
そしてその話を聞いてアシリパさんから離れていく杉元。杉元はフチやマカナックルに大切にされているアシリパさんを危険に巻き込みたくなかったようだが、自分がいなくなったらアシリパさんが寂しがるとは思わなかったんだな‥。
この頃は出会って1〜2週間くらいだろうが、マカナックルも「最近は明るくなった 杉元さんと山にいるのが楽しんだろう」って言ってんだから自分の存在価値に気づけよ。杉元の自己犠牲精神にイラついた14話だった。
- 第七師団に捕らえられた杉元は鶴見中尉と対面。
- 鶴見中尉は杉元を自分の陣営に引き入れようとするが、もちろん断る杉元。
- アシリパはレタラと合流。レタラに杉元の片っぽ靴下ちゃんを嗅がせて居場所を探ろうとしていた。
ここで杉元と鶴見中尉の初対面。
鶴見の「私はお前の死神だ お前の寿命のロウソクはいつでも吹き消せるぞ」と言い回しがカッコいい。
そのあと杉元を仲間にスカウトして断れた鶴見は「ロウソクぼりぼりしちゃおうか」とご立腹。描かれてないけど拷問されたんだろうな‥。監禁された杉元の頬に抜いたはずのお団子の串が2本刺さってたし。鶴見中尉こわっ。
- レタラが靴下の匂いを辿って到着した先には白石がいた。7話で靴下が入れ替わってしまっていたようだ。白石は私娼窟で顔に大きな傷痕のある軍帽の男が大暴れたすえ第7師団に連れ去られた噂を聞いていた。
- 白石はアシリパに脅され第7師団に潜入することに。
- 監禁された杉元は、二階堂兄弟に昼間の報復をされそうになるが、「俺は不死身の杉元だー」で反撃。
第7話で杉元と白石の靴下が入れ替わってたのには驚いた。7話は白石の顔出しとのっぺらぼうと土方の解説回だと思っていたが、こんな布石が敷かれていたとは。これが並みの漫画とゴールデンカムイの違いだろうか。
一方で杉元は二階堂兄弟に報復されそうになるが、椅子に縛られた状態で2人を相手するって強すぎんか!?
ヒグマ相手だとアシリパさんの知恵と合わせて勝利していたけど、対人相手だと理屈抜きで無双するよね杉元は。
そんで2巻ラストは名台詞「俺は不死身の杉元だー」で締めくくり。
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ゴールデンカムイ1巻ネタバレあらすじ考察。不死身の杉元とアシリパの邂逅。杉元の過去が過酷で尾形の初登場が別人。
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