アニメAIの遺電子12話最終回レビューと評価。遠距離が不安で喧嘩するカップルですか?

もう秋アニメはじまっちゃいましたが、AIの遺電子の最終回を見たのでレビュー書いときます。

AIの遺電子 最終回 概要

放送日2023年9月29日(深夜)
最速配信 U-NEXT
原作 山田胡瓜
アニメーション制作 マッドハウス
OPAile The Shota「No Frontier」
EDGReeeeN「勿忘草」


AIの遺電子 最終回 12話 あらすじ

闇へと流れた母親の人格コピーを探すため、旅に出ることを決意した須堂。寄り添おうとするリサを突き放し、二人の距離は広がろうとしていた。しかし、須堂とモッガディートが出会ってきた人々との「縁」が、静かに彼の心を動かす。

https://ai-no-idenshi.com/story/12/

ネタバレ要約

須堂は、MICHIからロビジアに母親のコピーがいる可能性が高いと言われ、ロビシアに向かうことを決意する。病院は瀬戸に譲ることにした。

リサとは微妙な空気になってしまったが、旅立つ前に電話で仲直り。

須藤はロビシアに旅立つ。


AIの遺電子 12話 最終回 感想、レビュー

え、これで終わり!?というのが正直な感想です。

てっきり母親のコピーと再開するのかと思ってたのに、なんだこれ。須藤とリサのお別れ見せられるだけって薄い最終回だったな‥‥。

打ち切り感溢れてるんですけど、これって原作読めば補完される感じですか?しかしそれすらめんど臭くなるレベルのクソ最終回(´;ω;`)

私のリサーチでは、放送初期からアニメファンの間ではAIの遺電子の評価はあまり高くなかった。確かに最近のアニメとは思えない作画だしSF作品としての設定も甘い。評価が高くのないのもまぁ納得。

それでも私がAIの遺電子を見続けたのは、この作品はヒューマノイドに仮託して人間の問題を描いたヒューマンドラマなのかと思っていたから。

だからSFの設定とか考えず、ゲストキャラの人間(ヒューマノイド)ドラマを楽しんでいたんだけど‥‥ラストに近づくにつれて高機能AI・MICHIとか母親の電脳のコピーの行方とかシリアスSFみたいなこと言い出してどんどんカオスに。

作者の考えてることを瞬時に理解できる頭があればよかったんですけどね‥‥1話完結をボーッと眺めていた私的にはついていけない展開でした。

とはいえ、SFファン的にもこの終わり方が好評とは思えない。2期があるならまだ違った評価できそうですが、それほど人気のあるイメージもないし‥。原作読めばいい感じですかね?

まぁそんな感じで微妙な最終回でした。

つき合ってるようにしか見えない須藤とリサ

最終回の須藤とリサは遠距離が不安で喧嘩してるカップルにしか見えなかった。

「本当はリサといたい」的なこと言ってたし、もうつき合ってるだろ、これ。

須藤はなんであんなに母親のコピーにこだわるんですかね。母親本体ならまだしもコピーはコピーで別モンだろ。

トゥー・フィーとリサが別人であるようにお母さんとコピーも別人なんじゃないの‥?コピーを生み出した母親の責任を須藤が背負おうとしてるのかな?

よく分かんないですけど、置いていかれるリサが可哀想。


AIの遺電子 評価

最終回を迎えたので、全話通しての評価を書いておく。

評価 :5/10。

(星評価10点中4点)

上でも書いた通り、ヒューマノイドに仮託した人間の問題を描いた作品だと思えば、考えさせられる部分もあったのだが、SF部分と主人公サイドのお話が残念すぎて高評価はつけれない。

そもそもヒューマノイドの存在意義自体、私はちょっと理解できずに見ていた。人間が人間以外に人権を与える意味がわからないし、ロボットとヒューマノイドの何が違うん?

しかし毎回メインとなるヒューマノイドのお話の中には、皮肉が効いていて面白い話もあった。

モンペ対策のためのバーチャル組体操運動会、不健全アニメを取り締まろうとする迷惑団体、電脳に障害を負ったDV老人の人格を元に戻すエピソードなどは、現代社会にも蔓延るおかしな人やクレーマーを皮肉っててお気に入り。

こういう皮肉なエピソードには平成初期アニメっぽい絵柄もピッタリだった。週刊ストーリーランドっぽい雰囲気出て好き。

というわけで、アニメ「AIの遺電子」は当たり回もあったけど、締めが微妙だったので4点評価で。2期があるなら見ますよ!

AIの遺電子 感想一覧

アニメ『AIの遺電子』1話ネタバレ感想レビュー。AI版ブラックジャック。近未来作品だが漂う平成初期感。テセウスの船問題
アニメ「AIの遺電子」2話ネタバレ感想。ヒューマノイドの存在意義がよく分からないがジュンとマサの友情に涙。AIにも多様性
アニメ「AIの遺電子」3話ネタバレ感想。CV釘宮理恵のくまロボットには誰でも感情移入する。ポッポとユキちゃんの再会に涙。
アニメAIの遺電子4話ネタバレ感想レビュー。賢者スイッチはリアルでも実現希望。恋愛VRゲームはやりすぎ禁物。
アニメAIの遺電子5話ネタバレ感想レビュー。電脳の調律で記憶や性格が変わる!?トラウマは消えるが無個性爆誕。瀬戸登場!
AIの遺電子6話ネタバレ感想。ケアロボット・パーマ君とクラスメイトささやんの友情に感動。
AIの遺電子7話ネタバレ感想レビュー。ヒューマノイドにもDV爺さんにも人権はある!クレーマー対策の外部サービスは欲しい
アニメAIの遺電子8話ネタバレ感想。ヒューマノイドにも同性愛者はいる。リサのサバちゃんへの友愛告白は酷。
AIの遺電子第9話「正しい社会」ネタバレ感想。ポリコレモンペ学校の闇。近未来でもクレーマーは健在。唐突の花江夏樹に驚く。
AIの遺電子10話ネタバレ感想レビュー。近未来でもスピリチュアルブーム到来。責任能力を問われるあたおか犯罪者。
AIの遺電子11話ネタバレ感想レビュー。リサの妹フィーが登場!?リサが須藤に惚れるのも納得。この出会い方は沼る。