【第2滑走】「2人のユーリ!? ゆ~とぴあの乱」
突如全裸で現れた世界選手権5連覇ヴィクトル・ニキフォロフは勇利のコーチを名乗り出た。
そこにロシアからヴィクトルを連れ戻そうとやってきた世界ジュニア金メダリストのユーリ・プリセツキーが乱入し大騒ぎに…(公式HP引用 https://yurionice.com/story/detail.php?id=1000109)
ネタバレあらすじ
ユーリ(CV 内山昂輝)は、4回転を飛ばずに世界ジュニアで優勝できたら、ヴィクトル(CV諏訪部順一)が振り付けしたプログラムをもらうという約束をしていた。
「最高のシニアデビューにしてあげる」
そう言っていたヴィクトルは、約束をすっかり忘れて勇利(CV豊永利行)のコーチになっていた。
ヴィクトルのプログラムをもらうため、ついでにヴィクトルを取り戻すためにユーリは長谷津までやってきた。
「よし!決めた!俺のショートプログラム用の曲で明日から2人に振り付けをする!」
もちろん、それぞれ別のプログラムを考える。
アレンジ違いの曲がいくつかあってどれを使うか悩んでいたのだというヴィクトル。
「一週間後に発表会をしよう!どっちがより観客をビックリさせられるか勝負だ!」
急展開に戸惑う勇利とユーリ。
ユーリは【ヴィクトルが勝った方のいうことをなんでも聞くならやる】という条件をつける。
発表会は『アイスキャッスルはせつ』でアイスショー『温泉onアイス』として行われることになった。
アイスショーまでのしばらくの間、ユーリは勇利の実家に泊まることに。
ユーリの可愛さに勇利の姉・真利(CV坂井恭子)は大喜び。
推しの【金髪のタカオ】に似ているらしく、勇利が2人いて紛らわしいのでユーリを【ユリオ】と命名する。
ユーリとヴィクトルが仲よさそうなところを見てショックを受けた勇利は1人自主練へ出かける。
勇利の姿が見えずに心配したヴィクトル。
ミナコ(CV小松由佳)のところへ行ってみると、勇利は落ち込むとミナコのバレエ教室かアイスキャッスルで自主練をしていたのだという。
アイスキャッスルは客がいなければ何時まででも勇利に練習場を提供。
勇利は天才ではないけど、練習する時間だけは恵まれていたという。
アイスキャッスルに行くと勇利は滑っていた。
ヴィクトルは西郡夫妻からも勇利について話を聞く。
次の日からヴィクトルによる勇利とユーリの振り付けがはじまった。
まずは曲選びから。
【愛について】のえろすとアガペー。
ユーリはえろすを滑りたいと希望するが、ヴィクトルは逆を指名。
愛についてアガペーは無償の愛がテーマ。
愛についてエロスは聖愛についてがテーマ。
「勇利がエロス!ユリオがアガペー!」
イメージが逆だと主張するユーリ。
しかしみんなが思っていることと逆をすることに意味があるというヴィクトル。
「ていうか、君たちは自分が思っているより無効性で凡庸だから、もっと自覚をした方がいいよ。自分で自分のイメージを決めるとかよく言えるよね?観客からしたら子ブタちゃんと子猫ちゃんだ。あと1週間で俺の納得できるレベルにならなきゃ振り付けどっちもなしだから。二人とも俺のファンだからできるよね?」
シニアデビューがかかっているユーリはこの条件を飲む。
「コイツに勝ったらヴィクトルにはロシアに帰ってもらう!そして俺のコーチになれ!それが俺の願いだ!」
「いいよ。勇利、君はどうするんだ?」
「ヴィクトルとカツ丼食べたい。これからもいっぱい勝っていっぱいカツ丼食べたい!だからえろすやります!全力のえろす!ぶちかまします!」
「いいね、そういうの大好きだよ」
ユーリオンアイス 2話 感想・レビュー
2話ではユリオが本格的に登場。
1話での「生意気なガキ」な印象から、幼さや未熟さも見えてきて、キャラとしての魅力が増してきた。
ユーリはヴィクトルに憧れる少年。
勇利に対する悪態も強すぎる自尊心の現れからだと思うとなかなかカワイイ。
そんなユーリと勇利がヴィクトル(をコーチにする権利)をかけて対決することに。
いきなり勇利VSユーリが見れるなんて熱い!
これぞスポーツアニメの醍醐味ですよ!
勇利のヴィクトルへのお願いはカツ丼を食べること。
勇利とユーリの対決「温泉onアイス」は、勝った方がヴィクトルにお願いを聞いてもらえる権利付き。
ユーリは、「ヴィクトルにはロシアに帰ってもらう!そして俺のコーチになれ!」とお願いし、勇利は「ヴィクトルとカツ丼食べたい!これからもいっぱい勝っていっぱいカツ丼食べたい!」とお願いした。
勇利の大好物はカツ丼大盛り900kcal。
一見「好物を一緒に食べたい」という告白のようにもとれるが、本質は「これからもいっぱい勝っていっぱいカツ丼食べたい」の部分にある。
日本ではカツ丼は験担ぎの食べ物。カツ丼の『カツ』と『勝つ』をかけていて、勝負前に食べることが多い。
しかし太り安い体質の勇利は、試合に勝たないとカツ丼を食べれなかった。
初めてカツ丼を食べたヴィクトルは、カツ丼の美味しさに感動しながらも「勇利は最近カツ丼を食べたのかい?なぜ?試合に勝ってもいないのに」と勇利に喝を入れている。(カツ丼だけに)
つまり「ヴィクトルとカツ丼食べたい!」は「ヴィクトルにコーチをしてもらって勝ちたい」という意味。
勇利の願いもユーリと同じだ。
直接「ユーリと同じ」と言えないところが、不器用な勇利らしい。
しかし不器用なのは時にはプラスに働く。
「僕もヴィクトルにコーチになってほしい」よりこれからもいっぱい勝っていっぱいカツ丼食べたい」の方が断然刺さる。
勇利の願いを聞いて「そういうの大好きだ」と言ったヴィクトル。
きっとヴィクトルもそんな勇利の表現を気に入ったんじゃないだろうか。
ちなみに『ユーリ!!! on ICE』がキッカケでアメリカでカツ丼が流行ったらしい。
ジャパニメーションの影響力ハンパないっすね。